ひっくりかえる展


青山のワタリウム美術館で、
“ひっくりかえる展 ”Turning around をみてきました。


圧巻!

国内外の9組のアーティストが、
世の中に対して、いいたいけど、いえないこと、
気になってるけど、うやむやにしてること、
モヤモヤとしたグレーゾーンの部分に、
バッサリと斬り込んでくれた。

そもそもに還る
見方をかえる
ひっくりかえる

そんなことがテーマ。

なかでもすごく印象的だったのは、
世界各国の貧困・差別問題に訴えかける、
フランス出身のJR(ジェイアール)。
被害者である人々の顔を撮影し、
超巨大な写真にしていたるところに貼る。
“インサイド・アウト”という、そのプロジェクトは、
ユーモアあって、美しくて、みごと。
世界を変える「価値あるアイディアの普及」を目指す、
TEDプライズ受賞の際のスピーチも心に響いた。

それから、、
ひっくりかえる展のキュレーションを担当した、
Chim ↑ Pom が、相変わらずイケイケで良かったこと。



▲金髪ギャル・エリイ嬢を中心にした、
若き芸術家集団「Chim↑Pom」

3.11以降、日本の現況に対してのアクション、
生と死をテーマにしながら、
現代っ子らしく、やんちゃな方法で、
社会に切り込む感じが楽しい。
難しいこと一切なしにして、
若さとノリとエネルギーで走る走る。

結局、何かを変える大きな力って、
正しい考え方やテクニック持っていても、
(若さは別として)ノリとエネルギーがなきゃだめだ。
ってことを、改めて感じられたし、
行動に移すことが、いまを懸命に生きる!!!
そんな生命のほとばしりを感じて、
とっても、爽快だった。

★ ★ ★

入場すると受付でこれもらえます。


福島第一原発を題材にした、
“レッド・カード”のパスポートつき。
裏に自分の名前を記入してあるので、
これを見せれば、期間中何度でも入場OK。

開催期間の終了間際だと思い、
仕事の合間にあわてて美術館に行ったら、
なんと好評につき、7月29日まで延長。

まだまだ日にちあるので、
興味のあるひとはぜひ。

★ ★ ★

某電力会社のひとたち、
日本の政治家のみなさん。
本当に、本当に、
Fair Play Please...

このひっくりかえる展を見て、
ものの見方をひっくり返してほしい。



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